年代 |
基準 |
概要 |
18世紀 |
地球の自転
(1日) |
太陽の南中する(子午線を横切る)時間を時刻の基準としていた |
1880年 |
グリニッジ天文台の時刻をイギリスの標準時とする(GMT) |
1884年 |
「万国子午線会議」 が米国ワシントンで開催される
・グリニッジ子午線を基準とした平均太陽日を元に世界の時刻と定義
[ 1秒 = 平均太陽日÷86,400 ] (地球の自転を基準とした)
平均太陽時 ・・・ 赤道面上を一定の速さで回る仮想の天体(太陽)をもとにした時刻
視太陽時 ・・・ 地球の公転軌道が楕円であること、地球の自転軸が傾いていることにより季節変動がある。 |
1929年 |
IAU (国際天文学連合) が GMT を新しい呼称の UT に変えた (午前0時に1日が始まる) |
1960年 |
地球の公転
(1年) |
第11回 CGMP (国際度量衡総会) にて国際単位系(SI)が定められた
・SI基本単位・・・メートル、キログラム、秒、アンペア、ケルビン、カンデラ、モル
[ 1秒 = 暦表時の1900年1月0日12時に対する太陽年の1/31 556 925.974 7 倍 ]
自転速度よりも変動が少ない地球の公転を基にした暦表時(ET)が採用された
・・・
1年の長さが一定ではないということになった
( @潮汐摩擦による地球の自転の減速 Aチャンドラー揺動
・・・ 地球の極の揺動 ) |
1967
-1968年 |
原子時計 |
第13回 CGMP
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[ 1秒 = セシウム133の原子の基底状態の二つの超微細構造準位の間の遷移に
対応する放射の周期の 9 192 631 770倍の継続時間 ] |
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1969年 |
それまで国際時報局(BIH)内の原子時計群を平均して決定していたものが、各国の原子時計の時刻を平均して決定するようになった |
1971年 |
第14回 CGMP
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[TAIは、国際単位系における時間の単位である秒の定義に従って、いくつかの機関で運転
されている原子時計の指示値に基づいて国際時報局が定める基準となる時刻の座標である] |
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国際時報局 BIH (Bureau International de I'Heure, International Bureau of Time、
所在地:フランス) |
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1980年 |
相対論を考慮して補強
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[TAIは、回転するジオイド上で実現されるSIの秒を目盛りの単位とした、地心座標系で定義
される座標時の目盛りである] |
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[TAI は UT1 の 1958年1月1日 00:00:00 を起点にしている] |
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