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  日本の携帯電話の周波数帯域利用状況                  2012.11  
周波数
帯域
3GPP
バンド
区分
W-CDMA(FDD)の周波数 サービス
上り
(MHz)
下り
(MHz)
間隔
(MHz)
帯域幅
(MHz)
NTTドコモ au
( KDDI )
ソフトバンクモバイル イー・モバイル
(イー・アクセス)
700MHz帯   718 - 728 773 - 783 55 10 x2   au 4G LTE (LTE)    
728 - 738 783 - 793 10 x2 Xi (LTE)      
738 - 748 793 - 803 10 x2       EMOBILE LTE(LTE)
800MHz帯 VI 815 - 825 860 - 870 45 10 x2   au 4G LTE     
825 - 830 870 - 875 5 x2   cdma2000 1x
EV-DO

WIN HIGH SPEED
    
830 - 845 875 - 890 15 x2 FOMA
 (W-CDMA、プラスエリアのみ)
      
900MHz帯 VIII 900 - 905 945 - 950 45 5 x2     SoftBank 3G
 (W-CDMA(HSPA+))
 2012年7月25日サービス開始
 
905 - 915 950 - 960 10 x2     SoftBank 4G LTE  
1.5GHz帯   1427.9 -1437.9  1475.9 - 1485.9  48 10 x2     SoftBank 3G (W-CDMA)   
1437.9 - 1447.9 1485.9 - 1495.9 10 x2   au 4G LTE    
1437.9 - 1447.9 1495.9 - 1510.9 15 x2 Xi (LTE)      
1.7GHz帯 IX 1744.9 - 1749.9 1839.9 - 1844.9 95 5 x2        
1749.9 - 1754.9 1844.9 - 1849.9 5×2         LTE
1754.9 - 1759.9 1849.9 - 1854.9 ???? 5×2       W-CDMA (HSDPA)
1754.9 - 1764.9 1854.9 - 1859.9 5×2       W-CDMA (HSDPA)
1764.9 - 1784.9 1859.9 - 1879.9 20 x2 FOMA
 (W-CDMA、東名阪地域のみ)
     
2GHz帯 I 1920 - 1940 2110 - 2130 190 20 x2   cdma20001x
 (一部端末))

WIN HIGH SPEED
au 4G LTE
    
1940 - 1960 2130 - 2150 190 20 x2 FOMA
 (W-CDMA、プラスエリア除く)

Xi (LTE)
     
1960 - 1980 2150 - 2170 190 20 x2     SoftBank 3G(W-CDMA)
SoftBank 4G LTE
 
   FOMAの1.7GHz帯対応機(902iS以降)は、バンドI,VI,IXのトライバンド機
  広帯域移動無線アクセスシステム(通称モバイルブロードバンド)  BWA (Broadband Wireless Access)
 2.5GHz帯  2545 - 2625 XGP  ウィルコム  WILLCOM CORE XGP   2009年4月27日(月)から東京都の一部エリア限定サービス開始
 2010.12 Wireless CityPlannning譲り受け2011年サービス開始予定   
 WiMAX   UQコミュニケーションズ  UQ WiMAX  2009年7月1日本サービス開始
HSPA+  イー・モバイル  HSPA+  2009年7月24日サービス開始
  モバイルデータ通信の歴史
世代 方式 通信速度
(理論値)
サービス開始 参考外部リンク
2G   30から40Kbps    
 2.5G   GPRS: General Packet Radio Service
 EDGE: Enhanced Data for GSM Evolution
30から40Kbps
100から120Kbps
   
3G  CDMA
 W-CDMA
 GSM: Global System for Mobile Communications
 UMTS
2Mbps    
3.5G  HSDPA, HSUPA: High Speed Download/Upload Packet Access
     (両方合わせてHSPA
14.4Mbps  NTTドコモ:2006年8月に「FOMAハイスピード」  
 ソフトバンクモバイル:2006年10月に「3Gハイスピード」  
3.9G  HSPA+ 21Mbps  イー・モバイル:2009..9、ソフトバンクモバイル:2010.4
 
 DC-HSDPA 42Mbps  イー・モバイル:2010..9、ソフトバンクモバイル:2011.7  
 LTE: Long-Term Evolution 120Mbps  NTTドコモ:2010年12月  LTEとは
   WiMAX 40Mbps  2009年  
4G  <IMT-Advanced規格>
   ・LTE-Advanced
   ・WirelessMAN-Advanced(WiMAX2)
 50Mbps - 1Gbps 
程度
   
GSM/GPRS/EDGE ・・・日本国内では使われていない
世界で運用されている主な携帯電話システム:       技術情報メモ ・・・
   IMT-2000 : 第3世代移動通信システム W-CDMA の概要  
  システム名   提供エリア
GSM900 主に欧州、アジア
GSM1800 上記の都市部
GSM1900 主に北米、ハワイ
cdmaOne 主に米国・カナダ・香港・オーストラリア
W-CDMA 英国・イタリア・日本  

700M/900MHz帯   ・・・ 2010年を目標に計画中 
 参考外部リンク: 「ワイヤレスブロードバンド実現のための周波数検討ワーキンググループ」 20010.11まとめ、総務省  ○概要pdf ○本文pdf
2012.6.27
総務省は27日、携帯電話向けに使われる700メガヘルツの周波数帯について、NTTドコモ、KDDI、イー・アクセスの3社に割り当てることを正式に決 定した。対象の周波数帯を3等分して割り当てるが、つながりやすいため3社の希望が集中した中央の帯域はドコモが獲得。割り当てを受け、3社は2015年 に次世代高速通信規格「LTE」対応サービスを開始する計画で、通信サービスの高速化が一層進むことになる。
割り当てられた周波数帯を使い、ドコモとKDDIは15年1月に、イー・アクセスは同年12月にLTEサービスを開始する。人口カバー率ではKDDIとイー・アクセスが17年度、ドコモは18年度に80%を達成する計画だ。
ソフトバンクモバイルが「プラチナバンド」
 2015年(平成27年)11月30日までは、パーソナル無線(903?905MHz)と周波数を共用する。
2014年夏まで
 W-CDMA (UMTS) 900 バンドVIII
  • 移動機→基地局(上り): 900MHz〜905MHz
  • 基地局→移動機(下り): 945MHz〜950MHz
※間隔:45MHz
2014年夏以降
W-CDMA (UMTS) LTE 900 バンドVIII
  • 移動機→基地局(上り): 900MHz〜915MHz
  • 基地局→移動機(下り): 945MHz〜960MHz

※間隔:45MHz


800MHz帯   
開始   サービス 下り
(MHz)
上り
(MHz)
廃止
1979年 電電公社 アナログ自動車電話世界初 860〜885 915〜940  
1982年   MCA無線 850〜860 905〜915  
  パーソナル無線 903〜905  
1986年 NTT 航空機公衆電話 830〜832 885〜887 2008年
1987年 日本シティメディア テレターミナル 838〜843 893〜898 2000年
周波数は自社のPDC方式デジタル携帯・
自動車電話サービスに転用
    MCA無線がナロー化 834〜838、
850〜860
889〜893、
905〜915
 
1988年 IDO(日本移動通信、現・au) NTT大容量方式アナログ自動車電話 860〜870 915〜925  
  NTT 870〜887 925〜942  
  東京湾マリネットサービス   832〜834 887〜889  
    コンビニエンスラジオフォンCRP(簡易陸上移動無線電話通信) 815〜821 885〜887 1997年頃
1989年 関西セルラー電話(現・au) TACS方式アナログ自動車電話 860〜870 915〜925  
1991年 IDO TACS方式アナログ携帯・自動車電話 843〜846、
860〜870
898〜901、
915〜925
 
1993年 NTTドコモ PDC方式デジタル携帯・自動車電話 (第二世代携帯電話(2G)) 810〜818 940〜948  
1994年 IDO PDC方式デジタル携帯・自動車電話 818〜826 948〜956  
1998年 DDIセルラー電話グループ
(現:KDDI/沖縄セルラー電話 auブランド)
cdmaOneデジタル携帯・自動車電話      
1999年 IDO      
2005年 NTTドコモ W-CDMA方式(FOMAプラスエリア)IMT-2000携帯電話      
2006年 KDDI/沖縄セルラー電話(au) 新周波数(新800Mhz帯)の使用を開始。      
2012年7月24日までに800MHz帯について周波数再編
・上下周波数が逆転している問題も解消される
・movaも2012年3月31日にサービスを終了予定。 
・KDDIのauのほとんどの端末が2012年7月24日以降は使えなくなる
・FOMAプラスエリアやau新800MHz帯など、再編後の周波数に合わせた運用が開始されている

1.5GHz帯
PDCから3Gへ、1.5GHz帯の周波数割り当ては変更される。
PDCで各キャリアに割り当てられている周波数の使用期限は、
上り 下り 地区 事業者 期限
1429〜1439 1477〜1487 東名阪 ツーカー 2008/3/31
東名阪以外 ソフトバンク2G 2010/3/31
1439〜1443 1487〜1491 東名阪 ドコモシティフォン/シティオ 2008/9/30
1443〜1453 1491〜1501 東名阪 ソフトバンク2G 2010/3/31
1466.5〜1468 1514.5〜1516 東名阪 ドコモmova 2008/4/30
3Gとして使用開始になる時期は、
上り 下り 帯域幅 地区 時期
1427.9〜1437.9 1475.9〜1485.9 10MHz×2 東名阪 2008/4/1
東名阪以外 2010/4/1
1437.9〜1442.9 1485.9〜1490.9 5MHz×2 東名阪 2008/10/1
東名阪以外 2010/4/1
1442.9〜1452.9 1490.9〜1500.9 10MHz×2 全国 2010/4/1
3.9G (LTE: Long Term Evolution)
   
2009.1.23 総務省発表
      ・・ 「3.9世代移動通信システムの導入のための特定基地局の開設に関する指針案等」         
     1.5GHz帯の1475.9MHz〜1510.9MHzの35MHz
1.7GHz帯の1844.9MHz〜1854.9MHzの10MHz
 新規参入・既存事業者を問わず最大4つの事業者に、10MHzまたは15MHzを割り当てる。
1495.9MHz〜1510.9MHzのみ15MHzの割り当てとなっている理由:
 1503.35MHz〜1510.9MHzを使用しているデジタルMCAの使用期限が2014年3月末までとなっており、東名阪地域など一部で使用できない地域があるため。
2009年6月に総務省が認定した基地局開設計画:
NTT ドコモ 1.5GHz 1495.9MHz〜1510.9MHz 15MHz 2010年12月商用サービス開始
au 800MHz、1.5GHz 1485.9MHz〜1495.9MHz 10MHz 2012年12月を予定
ソフトバンク 1.5GHz 1475.9MHz〜1485.9MHz 10MHz 加入状況による
イーモバイル 1.7GHz 1844.9MHz〜1854.9MHz 10MHz 2012年開始予定

1.7GHz帯
第3世代移動体通信(3G)システム向けに新たに割り当てられた周波数帯域の1つ。2006年4月以降に利用可能
上り1.7499GHz〜1.7849GHz,下り1.8449GHz〜1.8799GHz
上り 下り 帯域幅 地区 事業者
1749.9〜1754.9 1844.9〜1849.9 5MHz 全国バンド
新規事業者向け
BBモバイル(返上)
1754.9〜1759.9 1849.9〜1854.9  
1759.9〜1764.9 1854.9メガヘルツ〜1859.9 イー・モバイル
1764.9〜1769.9 1859.9〜1864.9 5MHz 東名阪  
1769.9〜1774.9 1864.9〜1869.9 NTTドコモ平18.5.下旬より運用開始
1774.9〜1779.9 1774.9〜1779.9
1779.9〜1784.9 1874.9メガヘルツ〜1879.9
「全国バンド」 ・・・ 日本のどことでも使うことができる
「東名阪バンド」 ・・・ 東京,名古屋,大阪の大都市部のみ使用可   
対応端末:NTTドコモ FOMA902iSシリーズ(DFNPSH)1752.4〜1782.4MHz(200kHz間隔151波) 0.25W
対応基地局:NTTドコモ 富士通BS−2003形5号F光張出しTRX装置1862.4〜1877.4MHz(200kHz間隔76波) 5W
        イー・モバイル 華為技術有限公司DBS3801C無線基地局装置1857.4MHz20W
          日本エリクソン株式会社 RRU22 1820 1857.4MHz 20W

2GHz帯
  • 2001年 NTTドコモがW-CDMA方式を用いた「FOMA」サービスを開始。
  • 2002年 J-PHONE(現ソフトバンクモバイル)がFOMAと同じW-CDMA方式で「VGS(現SoftBank 3G)」を開始。
  • 2003年 KDDI/沖縄セルラー電話(au)が「cdma2000 1xEV-DO方式」による2GHz帯データ通信のサービスを開始。
  • 2005年 アイピーモバイルが2GHz帯の基地局免許の交付を受ける。
  • 2006年 KDDI/沖縄セルラー電話(au)が「cdma2000 1x EV-DO Rev.A」を開始。
  • 2007年 アイピーモバイルが自己破産を申請し、基地局免許を返上する。
上り 下り 帯域幅 方式 事業者
1926.25〜1941.25 2116.25〜2128.75 15MHz cdma2000 1xEV-DO方式 KDDI(au)
1942.6〜1957.4 2132.6〜2147.4 20MHz W-CDMA NTTドコモ
1962.6〜1977.4 2152.6〜2167.4 20MHz W-CDMA ソフトバンクモバイル
PHSの制御チャネルとの干渉のため、移行完了(2012年5月)までの間ガードバンドとして、隣接するKDDIのみ帯域が15MHz幅に制限されている。 また、公平を期するため当初はNTTドコモ、ソフトバンクモバイルについても5MHz分のみ使用不可とされていたが、現在ではKDDI以外は使用可能となっている。

 2.5GHz帯
広帯域移動無線アクセスシステム(通称モバイルブロードバンド) BWA(Broadband Wireless Access)
周波数 帯域幅 用途 事業者
2545
- 2575
30MHz 全国バンド ウィルコム XGP
2009年4月27日(月)から東京都の一部エリア限定サービス開始
2010.12 Wireless CityPlannning譲り受け2011年サービス開始予定
ガードバンド
2580
 - 2590
10MHz 固定系地域バンド 41社
2010.12現在
平成20年度から事業者への免許付与が開始
平成21年4月から順次サービス開始
ガードバンド
2595
 - 2625
30MHz 全国バンド UQ WiMAX 2009.2サービス開始
帯域幅10MHz、OFDMA/TDD
IEEE802.16e Mobile Wimax Wave2
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