SRS SR620 の簡単な操作手順
1.電源投入
  ・前面右端の「STBY」ボタンを押して「ON」にする
  ・中央DISPLAYセクションの「CLR」ボタンを押して設定の初期化をする
   "SELF TEST PASS"のメッセージが表示されるのを待つ
 注意:
  ・背面の排気用ファンは内部が暖まるまで回り出さない
  ・「CLOCK」表示は基準発振器が暖まるまで数分間赤色点灯する
  
2.動作確認
  ・MODEセクションのダウンボタンを1回押して「WIDTH」モードを選択する
   SOURCEセクションのボタンを2回押して「REF」(1kHz REFerence)を信号源として選択する
   約30分の暖機運転の後 500μs±1ns の表示になること
    (この範囲を超えた場合は、AUTO CALを行うこと)
  ・SAMPLE SIZEを500(表示更新2Hz)にして平均値(MEAN)を確認する
  ・DISPLAYセクションの「SET」ボタンを押し。現在表示値を基準値としてセットする
   「REL」表示が点灯し、差分モードを示す"r"が表示され、数psまたは0を表示することを確認する
  ・DISPLAYセクションのダウンボタンを押してそれぞれの表示値を確認する
      ・MEAN ・・・ 0±100ps(RELがセットされていること)
      ・REL  ・・・ 500μs±100ps
      ・JITTER ・・ 5〜20ps
      ・MAX  ・・・ <100ps
      ・MIN  ・・・ <100ps
      ・TRIG  ・・・ ±5V(レベル調整つまみにより可変)
      ・DVM  ・・・ ±5mV以内
3.オシロスコープ表示モードの確認(外部接続したオシロスコープに計測結果をグラフ表示する機能)
  ・オシロスコープの設定 ・・ X-Y表示、入力は高インピーダンスモード、感度:1V/div、帯域制限する
  ・SCOPE AND CHARTセクションの「AUTO」ボタンを押すしスケールを自動モードにする
   これにより20ps/DIVのヒストグラムが表示される
  ・SCOPE AND CHARTセクションのボタンでMEAN表示切り替え、SCALE「AUTO」ボタンを押す
   これにより平均値がストリップチャート型式で表示される
  ・JITTER表示も同様